筆記補助具

母指に痛みや不快感がある、長時間の筆記で手が疲れる等、字を書くのがつらい時に筆記を楽にする補助具です。

素材: ナイロン ゴム粘着 ゴムタイプ滑り止め    
生産国: 日本製 特許登録品 第52回なるほど展 佳作入選

本品の特徴
ペンを指で支えなくても適度な筆記角度を保ちます。
手で直接持つ時のようにペンを動かせるので下記のように自然な筆運びができます。
補助具は面ファスナーでとめるので着脱・調整が簡単です。好みのペンを自助具付きにできます。

横線を引く時のペンの動き

横線は手首を左右に振って引きます。そのままだと曲線になるので、指でペン先の位置を調整してまっすぐな線にしています。
縦線を引く時のペンの動き

縦線は人差し指でペンを押し下げるようにペンを回して引きます。赤い2本の線が交差したあたりが回転軸になりますが、ペン先を平面 (紙) に接しながら回すので、筆記角度が90度に近づくにつれペンの回転軸が浮き上がります。普段は意識しなくても自然に指の向きや曲げ方を変えてペンの複雑な動きにあわせています。
補助具に固定したペンの動き

こちらは指を動かせない時に使う補助具です。このようにペンの位置や角度が固定されている場合、縦線は肘を後ろに引いて書きます。補助具を使っているのに手が疲れると感じるのは、文字を書くのに腕全体を使うからかもしれません。
補助具の装着

ペンを利き手の方向 (右利きならペン先を向かって右) に向け、母指をあてる所に補助具を下から巻いて面ファスナーで止めます。次に利き手でペンを持ち、母指に面ファスナーのバンドを巻き留めます。

  • ペン先から3~3.5cmの位置を中心に巻くと書きやすいです。
  • 巻いた時にゆるみがあるとペンがぐらついて補助具の効果がでません。ペンにも母指にもぴったり巻いて止めることが大切です。
  • バンドは爪の付け根あたりを中心に巻きますが、第一関節に近づけて巻くと母指の負荷をより少なくできます。第一関節と第二関節の間に巻い使うこともできます。

使用例

備考
写真の筆記具 黒: pentel ENERGEL 0.7
写真の筆記具 青: zebra JIM-KNOCK
装着動画の筆記具: uni KURU TOGA 0.5
鉛筆やシャープペンシルで線を細くくっきり書く時は、指でペン軸ごと芯を回しながら書いています。KURU TOGAは芯が自動で回転するので、補助具をつけたまま明瞭な線で字が書けます。